へ、市松袋 

 

説明: C:\newHP-2\images4\070050003 0109.jpg

 

1ヶ月ほど前に、水口婉子先生の本に出会いました。

私がちりめん細工を始めた頃からの、目標であり、夢でもある、

『切り嵌め細工』のことが事細かに書かれていて、感動の1冊です。

ちりめん細工の古作の作り方も載っていて、

その手間にあ然としたのですが、

よし!私も!と作ってみたのが、この市松袋です。

何が手間って、接着芯の代わりに、和紙を裏張りします。

それも、一枚一枚のピース毎に和紙を切って、布に糊付けします。

糊もべたっと全面に付けるのではなく、薄い和紙の裁ち目にです。

縫うまでに肩が凝ってしまいました。

でも、水口先生がおっしゃる通り、出来上がりが違うんです!

継ぎ目も美しく、ぴしっと仕上がりました。

今までの作品の中で一番きれいかも!

でも・・・80点です。

口布が、これ!って思う布じゃなかったんです。

本体にとんでもなく贅沢な黄色と水色の縮緬を使ったので、

完璧に仕上げたかったのに・・・。

口布も、黄色地に赤の小花柄という、本当に珍しい縮緬なのですが、

それだけにどっちもを壊してしまったような・・・。

う〜む、反省。