と、大振袖(一) |
2006 3・21 着物・・・大正〜昭和初期 一越縮緬大振袖。 鮮やかな青の一越縮緬地です。 一越縮緬は、戦後に出来たものと一説で聞いたことがあるのですが、 どう見てもこの振袖、錦紗ほど柔らかくないのです。 そこそこ地厚でしっかりしていて、縦のシボがまさに一越縮緬。 でも、お仕立ては胴裏が紅絹で、裾にはふき綿が入っているので戦前のものと思うのですが・・・。 むむむ。まだまだ勉強不足です。 柄は御所解きで、梅や橘、菊などの花が、裾裏、おくみ裏までびっしり描かれています。 婚礼衣装で、「糸輪に覗き五三桐」という紋が5つあります。 伊達衿は、1枚の中に2色縦に染め分けられているもので、 折りたたみ方で2枚重ねたように仕上がります。 帯揚げ、帯締めはアンティークというほど古いものではありません。 帯・・・鳳凰柄全通丸帯 蘭、菊、桜、牡丹の中を、鳳凰が飛んでいます。 この結び方!流れるような優しい雰囲気がステキでしょ? 鳳凰も喜んでいます。(^^) ちなみに・・・。 髪はこんな感じです。 すぐに崩すのがもったいなくて、いっぱいいろんな角度から写真を撮って、 この日の夜までこのままでいました。(^^;) |